新潟「板井商店」新潟地酒ワンカップで昼飲み!新潟県庁前の老舗酒屋の角打ち

新潟県新潟市、県庁目の前にある酒屋「板井商店(新潟県新潟市中央区出来島1-5-47)」で、ワンカップで昼から角打ちしてきましたので、その模様をレポートします。

酒どころや海の幸でおなじみの新潟。新潟市内では、美味しいお酒や魚で気軽に一杯できる酒場を見つけることができます。

新潟市内に昼から角打ちできる酒屋さんがあると知り……バスに揺られてやってきました新潟県庁まで。

目次

新潟県庁向かいの老舗酒屋の角打ち「板井商店」

再訪レポート:2020年2月

やってきたのは、新潟県庁前にある「板井商店」。

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昔ながらの老舗の酒屋さんで、店内でちょっと一杯角打ちすることもできるお店です。

場所は、新潟駅南口から20分程バスに乗り「県庁前」で下車すると目の前にあります。

バスの路線は複数あるので、こちらがわかりやすいです。

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2017年現在、情報も全くないし、かなりドキドキ……。

一人でこういった酒屋さんの角打ちにお邪魔する際にはいつも緊張感が走る。それは、入りづらいとかそういうことではなくて、女一人なので断られるかもという緊張感。

角打ち=男性の聖地といった地域もまだまだあるだろうし、実際に素面の状態で断られたこともあるので、ちょっとしたトラウマだったりする。

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自動ドアを開け、早速お邪魔します!

店内を見回すと、奥にテーブル席がある。もしかしたら地元のご隠居さんがいるかもなんて思ったけれど、こんな真っ昼間から飲んでいる方はやっぱりいなかった。

レジ前に立つお姉さんに「ここで飲めますか?」と尋ねると、驚きつつも、「どうぞー」と明るくご返答してくださってホッ。

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「昼から飲んでいる方っていらっしゃるのですか?」なんて尋ねてみると、「いない~~~(笑)」とのご回答。「ですよね~~~」なんて思わず苦笑い。

目の前が県庁ということもあり、県庁の終業時間(夕方)あたりからお客さんが集まってくるそうです。

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板井商店さんは、お姉さんが生まれる前から営業されているんですって。

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店内にはたくさんの新潟のお酒!

途中、贈り物の発送依頼をしに来店するお客さんがいらっしゃったりも。

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ワインもあったよ。

さて、何にしようかな

価格表記は税込みでキャッシュオン。座れるけれど、お通しや席料はかかりません。

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店内飲食のルール。キャッシュオンスタイルで19時閉店。

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お酒は冷蔵庫にあるものと、新潟のお酒(ワンカップ)などなど。

冷蔵庫には缶ビール、角ハイボール缶、ほろよい缶、 八海山の「よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール」缶などが、200円程度からの価格帯で並んでいましたよ。

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おつまみになりそうなものもあるよ。缶詰とか乾き物とか。



新潟の酒屋さんで新潟の地酒を楽しむ

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(八海山320円)

寒い、とにかく寒い。

実はちょっと違う路線のバスに乗ってしまったので、BOOKOFF新潟関屋店あたりから橋を超えて、雪が降る中20分弱歩いてきたんですよね。

「あったかいのありますか?」と尋ねると、「電子レンジで熱燗できますよ~」とのこと。

やったー!じゃあ「八海山」をもらおうかな。

八海山を電子レンジで温めてもらって、ちびりちびりと。辛味がありつつほわっとまろやか。温まる~~~!

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(越乃寒梅風味の柿の種)

熱燗ができたタイミングで「どうぞー」と、越乃寒梅の柿の種をサービスでいただいてしまいました。

定番の柿の種にうっすらとお酒の香りがする。ぽりぽり美味しいなぁ。

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(切干し)

そして、飲んでいると「新潟の人?」とお店の奥からおばあちゃま。「東京から来ました」と答えると、筆者が親戚の方に似ているとのことで「これ食べて~新潟の切干し!」と、またまたサービスでいただいてしまいました。

切干し大根、イカ、昆布、数の子などが入り、甘めの醤油出汁のようなしっかりとした味わい。ぽりぽりと食感が楽しく日本酒ともよく合うし、美味しいなぁ。

まさか郷土料理がいただけるとは、ありがたいなぁ。

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(麒麟山250円)

よし、もう1本いっちゃおう!

ってことで、2本目は一番の売れ筋だという「麒麟山」を常温のままでいただくことにします。

口当たりが思ったよりよく、キレがあって後味はしつこくない……

麒麟山めちゃ美味しい!

というか自分に合う、好みのタイプのお酒だ~~。

(板井商店さんのおかげで、すっかり麒麟山が大好きになりました)。

そんなこんなで、2本地酒を楽しんだところでそろそろ行きますか!

お会計

★570円
※ワンカップ2杯、サービスのおつまみ
※チャージ:座りでお通し・席料無し
※価格表記:税込

新潟の地酒でちょっと一杯も楽しめる温もりを感じる酒屋さん

新潟の地酒で、のんびりまったりと美味しい一杯を楽しむことができました。

お店の方がお優しく居心地もよく飲めたのですが、お昼はあまりおすすめしません。

なぜなら、お昼は誰も飲んでいないので(いないそうです)背徳感がハンパないんです(笑)。お店の方がテキパキと働く中、一人でテーブル席に座り熱燗をすすってた時の背徳感といったらもう……想像してみてください。完全にヤバイ奴ですよ。

とは言え、「また昼間に立ち寄っても良いですか?」と尋ねると、「もちろん!」とお姉さん。

背徳感に負けずまた昼飲みでお邪魔したいです。ごちそうさまでした!

おひとり様女性の入りやすさ★★☆☆☆
おひとり様女性の居心地★★★☆☆
タバコ:多分禁煙



再訪レポート:2020年2月

前回の新潟旅で、次回もまた絶対お邪魔したいと思っていたのが、新潟県庁向かいにある酒屋「板井商店」。

麒麟山の美味しさを教えてもらった&真っ昼間から背徳感を感じつつ、楽しく角打ちさせてもらったあの酒屋さんです。

昼下がりに、新潟駅から出ているバスでやってきました。バス停「県庁前」のすぐそば。

「飲んで行っていいですか~」と店員さんに尋ねると、「どうぞどうぞ~」と。

そして、前回お会いしたお姉さんが「あれ、もしかして!?」と一声。訪れたのはかなり前で、それも1度きりだったのにも関わらず、覚えていてくださったのです(感激)。

早速、麒麟山とスナックをレジで購入しテーブル席で飲ませてもらいます。平日の昼ってことで飲んでいる人は誰もおらず、前回同様に背徳感あり(笑)。

でも、お姉さんが話しかけてくださったりもして、和みます。

一杯飲っていると「会いたかったよ~」と、はじめましての社長さんが登場。実は以前、当ブログを見てくださった際にメールをいただいていたんです。

やっとご挨拶できた!!!


(新潟ではおなじみのお醤油の看板)

そしてこのお店の歴史をはじめ、新潟のお酒や蔵元さんのお話、更に地元の名物まで、貴重なお話を沢山お聞きすることができました。

角打ちを始めた経緯を尋ねると、お客さんが店の前でお酒を飲んでいて、寒いから店内でどうぞとなり、そこから店内にテーブルを置き、自然と角打ちをする流れになったそうです。


(購入前には一部試飲もできるみたいです)

『角打ち』という言葉も初めはピンとこなかったそうで、この辺りでは酒屋さんで仕事上がりに飲むことを『上がり酒』と呼んでいたそうなんです。昔は仕事上がりに耳に100円玉を挟んで、酒屋さんへ寄ってお酒をグイッと飲んでいたんですって!

とても興味深いお話に、身を乗り出して聞いてしまいました。

角打ちを利用するお客さんたちは、一升瓶を購入してキープされているとのこと。県庁で働く常連さんをはじめ、県外のお客さんもいらっしゃるそうです。

景気が良いときは甘口のお酒、景気悪い時は辛口のお酒が売れるんですって。

また、お店の方に晩酌でよく飲むお酒を伺うと、麒麟山・鶴齢、爛漫(秋田)と教えていただきましたよ。

先日、雑誌で紹介されたそうです。

きりんざんってこんなに種類があるのですね!

店頭に並べられている「菅名岳」。

寒の入りから9日目に菅名岳の中腹から湧き出る「どっぱら清水」を汲み(寒九の水汲み)、その清水で仕込まれたお酒だそう。寒九の水汲みは一般からも参加できるようで、20ℓの容器を担いで山を登り、清水を汲むのだとか……

一升瓶だったので持って帰るのは重いなぁと今回は購入を見送りましたが、そういったストーリーを聞くと飲みたくなりますね。

人気だという影虎の梅酒。

ご家族で営まれている温かみのある酒屋さんで、尋ねると新潟のお酒のことも教えてくれます。

新潟駅からは少し離れていますが、朝から角打ちできますし(背徳感はありますが……)、お土産用の新潟のお酒選びに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

親切にしてくださったお店の方々に感謝感謝です。ぜひまた遠征時にお邪魔させてください!

帰りがけ、お土産でお酒を2本購入しました。

お兄さんおすすめの〆張鶴、やわらかくスッキリで飲みやすく、晩酌にぴったりでした!



新潟「板井商店」の基本情報

住所:新潟県新潟市中央区出来島1-5-47
営業時間:8:30~19:00
定休日:日・祝、お盆・正月
関連サイト:公式

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目の前は新潟県庁。

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県庁前というバス停が近い。

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もしもの場合、タクシーも!

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