食べログでせんべろ酒場をどう探す?私が食べログの点数(評価)を信じない理由
先日、食べログとせんべろをテーマにした記事を見かけました。記事を読んで、筆者なら食べログでどのようにせんべろ酒場を探すだろうか?ということで、今回は食べログでのせんべろ酒場の探し方について綴ってみようと思います。
(食べログ)
目次
せんべろできる酒場を探す方法
せんべろ=1000円でべろべろに酔える。
「せんべろ探偵が行く」が発祥と言われているせんべろ。1000円でべろべろに酔えるという俗称ではありますが、実際には1000円でちょっと気の利いたおつまみをつまんで、お酒2~3杯という意味合いが強く、せんべろ探偵でもそういった酒場が多く紹介されています。
安く美味しく愉しく飲んで酔い気分。筆者はそんな日常の気軽な一息が大好きで、当サイトでは一軒あたり1000円~1500円程度で楽しめるお店を紹介しています(詳しくはこちら)。
そんなせんべろ好きな筆者が、せんべろ巡りをする際に酒場を探す方法は下記の4つです。
私がせんべろ酒場を探す方法
①ネットで探す
②街を歩き足で探す
③誰かに教えてもらう
(仲間、酒場でお会いした方、読者の方)
④本を読む
こんな感じです。①②が多く、③もまぁまぁ多く、④は極僅か。
いろんな酒場と出会いたいですし、様々なシーンがあるので、どれに拘っているということはありませんが、仕事柄ネットに携わっていますので「①ネットで探す」ということも多々あります。その1つに、今回のテーマである口コミグルメサイト「食べログ」があります。
食べログとの出会いは10年以上も前に遡ります。当時からWeb業界に従事していたり、某地域のグルメブログを運営していたりということで、お店探しとは別の視点でも参考にしていました。
今回は、そんな食べログでせんべろ酒場を探す方法について、下記にてご紹介できればと思います。「はぁ?もう知ってるから」なんてポイントもあるかとは思いますが、ご容赦ください。何かしら参考になったら嬉しいです。
1.食べログの点数(評価)は信じない
今日はちょっと一杯飲んで帰りたい!そんな時に食べログで探す方も多いと思います。では、食べログで酒場を検索した際に、皆さんは何が決定打になりますか?
いろいろあるとは思いますが、決定打は下記が想定されます。
①お店の点数(評価)
②予算に惹かれる
③メニューに惹かれる
④雰囲気に惹かれる
⑤マイレビュアーさんが行ってる
一概には言えないのですが、多くの人が参考にしているであろう「①お店の点数(評価)=総合点のことです」は、個人的にあまりおすすめしません。
では、食べログの点数(評価)とはどんな仕組みなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
食べログ点数(評価)のメカニズム
食べログの点数(評価)については、「点数・ランキングについて(食べログ)」というページで詳しく解説されています。食べログ内の該当ページを読み、点数(評価)について簡潔にまとめたのが下記です。
お店の総合点は平均ではなく、食べ歩きの経験が豊富な人(投稿数が多い影響度を持つ人)の評価点数を大きく反映している。
評価が集まらないと点数は付かないし、変動もしない。影響度を持つ人から高い評価が集まることで点数が上がる。
このように、食べログの点数は平均ではなく、影響度の高いユーザーの点数(評価)を大きく反映しています。
そういったことから、影響度の高いユーザーが必ずしも自身と好みが合うかと言ったらそうではないことも多いだろうし、投稿数が少ないお店(影響度の高いユーザーに見つかっていない)は評価点数が低いままなんてこともありえるのです。
私が食べログの点数(評価)を信じない理由
上記メカニズムから、私が食べログの点数(評価)を信じない理由を具体的に挙げていきます。
例:立ち飲みA
下記は、手作りのおつまみが美味しく何度も通っている、下町の「立ち飲みA」。2018年2月時点での点数です。
個人的には4.0とも言えるお店です。なのですが、影響度の高いユーザー投稿もないのか、点数は僅か3.03。もちろん口コミ一覧の各ユーザーの点数をみると、3.5以上のオンパレードですよ。
下記は、安くて美味しいホッと落ち着ける、下町の「老舗大衆酒場B」。2018年2月時点での点数です。
こちらも個人的には4.0とも言えるお店です。2~3年前までは投稿も少なく3.0という信じられない低い点数でしたが、影響度の高いユーザーの投稿がいくつかあり、この数年で大きく点数が上がりました。
メディアなどでも取り上げられている繁華街の有名店「大衆酒場C」。2018年2月時点での点数です。
3回行きましたが、うーん、ここが3.59って点数高すぎじゃないのかなぁ。メディアなどでもおなじみということで投稿数がかなり多いです。影響度の高いユーザーの投稿も多いのでしょう。
もちろん高評価で好みのお店もありますが、上記のように自身の好みと点数(評価)が結びつかないことも多いのです。
それは、筆者が好きなせんべろ×酒場というジャンルも影響しているようには思いますが、評価点数の基準なんて人それぞれですよね。接客や居心地を重視してるのか、味を重視してるのか、価格を重視してるのか、コスパを重視してるのか、トータルで重視してるのかなど、人によって点数のつけ方なんて全く違います。
さらに例えば、高級店好きのせんべろ酒場に行きなれていないAさんがせんべろ酒場に行った場合、「これはすごく安い!これは美味しくない!」と思う一方で、せんべろ酒場に行きなれてるBさんが同じ酒場に行った場合、「これはあそこに比べると高いなぁ!これは美味しい!」なんて思うこともあるのです。価値観や味覚は、当然人によって変わってきます。
ちなみに、高級店好きのせんべろ酒場に行きなれていないAさんが、影響度の高いユーザーで低評価をした場合、もちろん大きく点数に影響されてしまいます。
そしてお察しの通り、投稿数が少ない=影響度の高いユーザーたちにまだ見つかっていない穴場のお店は、評価点数が3.0~3.5以下という傾向にあります。この穴場のお店に、自分にとっての良店が多々あったりもするのです。
ところで高評価の酒場を見ていると、テレビなどメディアで度々紹介されたりなど露出の多さだったり、ビッグターミナルの繁華街にあったりするなどのお店が多いように思いますね。
2.食べログの予算とジャンルを疑う
点数についてまとめたところで、今度は予算とジャンルについてです。
食べログでせんべろできる立ち飲みなどの検索をかける際に「エリア×立ち飲み居酒屋・バー×予算2000円」なんて検索する方もいらっしゃるでしょう。これには、個人的にちょっとした注意点があります。
お店の予算について
まずお店の予算ですが、予算1000円~1999円とでているお店でも、実際には一杯600円なんてこともザラにあったりします。
例えば、浅草ホッピー通りの予算1000円~1999円の某酒場では、生ビール中600円、煮込み550円。一方、上野の予算1000円~1999円の某立ち飲みでは生ビール中350円、煮込み250円だったりもするのです。煮込みの量や質は変わってくるところもあるかとは思いますが、このように同じ予算内でも開きがあります。
逆に予算3000円でも、一杯300円程度で十分せんべろできるお店も中にはあるので、個人的には予算3000円で絞り込むこともあります。
予算を信じきらず、気になる酒場についてメニューやチャージのありなしなど細かにチェックすることをおすすめしたいです。
お店のジャンルについて
ジャンルも初回投稿者にゆだねられたりもするので、疑うことをおすすめします。立ち飲みでも「立ち飲み居酒屋・バー」ジャンルに入っていないこともあります。
では、せんべろ酒場のジャンルにはどんなものがあるのでしょうか。せんべろ酒場と一括りに言っても人それぞれ価値観は違います。ここでは、筆者がいつもせんべろできるような酒場を探す際に絞り込んでいるジャンルをご紹介します。
・立ち飲み居酒屋・バー
・居酒屋・ダイニングバー
・焼鳥・串焼・鳥料理
・定食・食堂
エリア×上記ジャンル×予算2~3000円で絞込み、雰囲気やメニューを見て気になる酒場にお邪魔したりしています。
時には「エリア×すべて×予算3000円」なんて絞込みすることもあります。地域によって酒場の傾向も変わってくるので、検索方法は土地によって変えたりもしています。
3.好みの合う食べログユーザーを探す
自分と好みが合う食べログユーザーを探すと、自分に合ったお店が見つかりやすい傾向にあります。
例えば、自分の好きなお店をいくつか思い浮かべてください。
貴方の好きなお店を食べログで検索し、口コミ一覧を見て高評価をつけているユーザーをチェックし、その方の投稿しているお店一覧を見に行きます。そして、自分の好きなお店が同じだったりと、好みがマッチしていればフォローしてみるのもいいかもしれません。
フォローするとお店のページに「フォローしている○○さんが行っています」などアラートがでますので、「この人も行ってるんだ!」なんてお店選びの参考にもなります。また、その方の投稿しているお店一覧を見て、自身の未訪店に行くのも時には楽しいものです。
まとめ
いかがだったでしょうか。ありきたりな内容だったりもするのですが、何かしら参考になったら嬉しいです。
個人的にまずは、点数を信じるよりも自分と好みの合うユーザーを参考にするということをおすすめしたいです。さらに、予算とジャンルをある程度は疑うことが吉とでることもあります。
また、筆者の場合はお店の雰囲気&メニューやチャージのありなしのチェックが、せんべろ酒場を探すのに欠かせないポイントになります(笑)。
昨今いろいろ言われている食べログではありますが、筆者は点数について基本スルーなので個人的には有難く使用させてもらってます。いつもメニューやお店情報を細かにアップしてくださっているユーザーさんに感謝です。
今回はネット×食べログに特化してしていますが、もちろん足で酒場を探し、情報無しでの訪問なんていうのもドキドキ感があって楽しいですよ。自分に合ったお店探しで、せんべろを楽しみましょう。
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書いてる人
せんべろnet管理人のひろみんと申します。都内在住の一人飲みや昼飲み、酒場探索が好きな酒飲み女。立ち飲みや大衆酒場、簡単レシピなど投稿しています。ちょっと一杯のつもりが二千円。休肝日は週3目標。 何故せんべろなのか?私がせんべろnetをはじめた理由 掲載についてなどお問合せ |
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