大阪・湊の魚料理が豊富な老舗角打ち「田宮酒店」のあなご肝煮がつまみに最高

大阪・湊の角打ち酒屋「田宮酒店（大阪府堺市堺区出島町1-1-21）」で、魚料理をつまみに一人飲みを楽しんできましたので、その模様をレポートします。

大阪・湊の老舗の角打ち酒屋「田宮酒店」で魚料理に舌鼓

4年ぶりに大阪ひとり酒旅。今回は「下車したことのない駅で呑もう」シリーズです！

知らない土地の全く知らない駅ではしご酒をする。これほどドキドキワクワクすることはありません。

今回は、大阪・なんばから南海線の急行に揺られて約15分。「湊（大阪府堺市）」という港町にやってきました。

湊は海に近く、どこか懐かしくて味わいの残る街。

そんな湊に気になる酒場がひとつあり、まずはそちらで一杯することに。

今回、大阪・湊で訪れたのは「田宮酒店」。

創業から60年以上になる老舗の酒屋さんなのですが、地元の呑兵衛さん曰く「魚料理で一杯やれる角打ち」らしいんですよ。そんなことを聞いてしまったら、行かずにはいられませんよ。

場所は南海線「湊駅」から徒歩5分ほど。

公園のある方の出口から、テクテクと住宅街を歩き、御陵通り沿いにお店があります。

あった！

（お隣には穴子寿司でおなじみの深清鮓があります）

早速お邪魔しま～す！

（カウンターだけでなく奥にもテーブルがある）

訪れたのは平日の18時前。

昭和の面影が残る店内には、年季の入った木製のカウンターが伸びていて、中央のショーケースには魚料理がずらりと並ぶ。

お店は大将と女将さんのお二人で切り盛りされていて、時折、常連さんと世間話を交わす和やかな雰囲気。仕事帰りと思しき、男女の一人飲みの常連さんが多く、店内にはゆったりとした空気が流れています。

初見だとちょっぴりドキドキ感がありますが……注文もしやすいですし、ゆるっとした空気感もあってのんびり自分のペースで飲めます。

田宮酒店のシステムとメニュー

システムは口頭注文の後払い。座れますがお通しや席料はありません。

お酒は500円ほどからあり、大瓶、缶ビール、チューハイ、角ハイ、ワイン、日本酒など。

おつまみは300円台から。日替わりのお造りをはじめとした魚料理が中心で、あなごのキモ煮やハモのゆびきといった、東京ではなかなか出会えない一品も並んでおり、思わず目移りしてしまいます。

湊の角打ち酒屋の魚料理でちょっと一杯

（サッポロラガー赤星大瓶700円）

まずは、大瓶からもらおうかな。
「だいびんください！」

すると、女将さんが「アサヒ、キリン、サッポロ。サッポロは黒と赤、どれにする？」と一声。

さすが酒屋さん、選べるのがうれしいなぁ。
「じゃあ、サッポロの赤でお願いします！」

そんなやり取りの末、やってきたのは「サッポロラガー大瓶（赤星）」。

ぷは～～～うまい。

赤星、年季の入ったカウンター、そして目の前にはちょこんと狸の箸入れ。こういう昔ながらの酒場で飲む赤星って、やっぱり格別だねぇ。

（あなごのキモ煮300円）

おつまみは「あなごのキモ煮」をもらってみよう。穴子の肝って、そういえば食べるのは初めてかも。

早速ひと口──おっ、思ったよりさっぱりしていて食べやすい。

ホカホカで、生姜と出汁のきいた優しい味わい。やわらかくてコクがあったり、コリコリだったりで食感が楽しい＆おいしい！

一味をちょいっとふれば、アクセントになってより一層おいしい。酒に合う～！

ビールもいいけど……いや、日本酒が正解だったかもなぁ、なんて思ったりして。

（赤貝500円）

もう一品、何かつまみたいなということで、「赤貝」をもらおうかな。

コリコリッとした食感に、噛むほどに濃厚な甘みと磯の香りが広がって、うまぁ〜！！！

さらに、、、

なんと、肝つき！？

穴子の肝に続き、赤貝の肝を食べるのも人生初。さっそく頬張ると、磯の香りがギュッと詰まっていて、めちゃくちゃおいしいじゃないですか！

初めて尽くしの体験に、すっかり満たされたひととき。赤星を1本飲み終えたところで、そろそろお会計お願いしますか。

大阪・湊で魚好きの一人飲みにもおすすめの角打ち酒屋「田宮酒店」

大阪・湊で、おいしい魚料理とともにちょっと一杯できる角打ち酒屋「田宮酒店」。魚 × 酒場好きにはたまらない一軒でした。

カウンター席があり、一人で雰囲気を楽しみながら飲むのも良かったですが、二人ぐらいで訪れると、おつまみをシェアできてより楽しめそうです。

20時閉店だそうなので、来店は早い時間がよさそう。

次回はゆっくりお邪魔したいです。ありがとうございました！

大阪・湊の角打ち酒屋「田宮酒店」の店舗情報

公式・関連リンク：食べログ
※事前に公式情報をご確認ください。

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