せんべろの意味・考察
せんべろとは?
お店の雰囲気を楽しみながら1000円ぐらいでちょっと一杯飲んで酔い気分…そんな日常の気軽な一息が大好きです。
そんな一杯を、一番わかりやすく伝えられるのは何だろう。と考えた時に、しっくりきたのが「せんべろ=1000円でべろべろに酔える」という言葉でした。
そもそも「せんべろ」とは、1000円でべろべろに酔えるという酒場などの俗称で、「せんべろ探偵が行く (集英社文庫)」が発祥と言われています。著書を読むと、1980年代頃に「中島らも」さんの身内言葉から全国区に広まったとの記述も。
1000円でべろべろに酔えるという俗称ではありますが、実際には1000円ぐらいでおつまみをつまんで、お酒2~3杯という意味合いが強く、発祥と呼ばれる「せんべろ探偵が行く」でも、そういった酒場が多く紹介されています。
それぞれのせんべろ
せんべろはこの言葉を使う人・紹介する人の価値観や飲酒量によって、お酒の杯数や支払い額に差異があります。
これに対して、自身の考えるせんべろの基準とマッチしない場合、「せんべろじゃない」、「1000円でべろべろになれるはずない」なんて意見が生まれることもあるかと思います。
ですが、そもそも「せんべろ」に、1000円で何杯以上飲めるだとか、1000円を超えてはいけないといった、具体的な定義は存在しないのです。
当サイトのせんべろの定義も、お酒2杯・つまみ1品=1000円以内の酒場を、せんべろとしているので、実際に多くの方はほろ酔いになる量かと思います。
「せんべろ探偵が行く」で紹介されている酒場
ルーツと言われている「せんべろ探偵が行く」で紹介されている酒場は、どのようなものなのでしょうか。
紹介されていた酒場をいくつか挙げてみます。
・大阪京橋「岡室酒店直売所」
・北千住「大はし」
・北千住「天七」
・南千住「大坪屋」
・茅場町「ニューカヤバ」
・赤羽「いこい」
・十条「斎藤酒場」
価格帯はお酒300円以内、つまみ100円程度~の酒場が多く、お酒2~3杯&つまみを1~2品で酔い気分になり、一軒1000円前後から楽しめる酒場が多く掲載されています。
せんべろのイメージについて調査
せんべろに興味を持っている皆さんに、イメージについてアンケートで聞いてみました。
1000円以内で何杯飲めたら、イメージする「せんべろ」に当てはまりますか?
※つまみは1品以上注文するとします。#せんべろ調査 #再調査
— せんべろnet (@1000bero_net) 2016年9月23日
つまみは1品注文するとして、1000円以内でお酒2杯という回答が一番多く、次いで3杯という結果。
お酒が一杯いくらまでだとせんべろできるお店という印象をもちますか?
※お通し席料はかからない前提です。#せんべろ調査
— せんべろnet (@1000bero_net) 2016年9月23日
お酒一杯の価格については、300円までという回答が一番多いです。
一概には言えないところはありますが、前述した「せんべろ探偵が行く」と同様に、1000円以内でお酒2~3杯&つまみ1品~2品、お酒は1杯300円以内というイメージを持たれている方が多いことがわかりました。
それぞれの一杯を楽しもう!
考え方は人それぞれ。支障を来さない程度の飲酒量で、マナーに気をつけて、それぞれの一杯を愉しみましょう♪
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