【閉店】江古田「てんほう」サクサク軽くて美味しい天ぷら100円~で気軽に一杯!通いたくなる天ぷら立ち飲み
※こちらのお店はビル取り壊しにより、2018年1月28日で閉店との情報があります。移転先を探しているとのお話でしたが、まだ見つかっていないとのことでした(2017年1月現在)。
西武池袋線で池袋駅から3駅&6分ほどで到着できる江古田駅は、大学がいくつかあり学生街でもおなじみの街。
駅前には、江古田銀座商店街が存在し、駅周辺をぐるりと歩いてみれば、立ち飲み、大衆食堂、大衆酒場、角打ちのような酒場など、良心的な価格帯の酒場をいくつも見つけることができた。せんべろ愛好家にとっては、歩くだけでもワクワクするようなそんな興味深い街なのかもしれない。
そんな江古田に今回降り立った理由は、先日お教えいただいたこちらの天ぷら立ち飲みに伺いたかったからである。
目次
天ぷら天丼の「てんほう」
「てんほう」は、2016年12月にオープンしたばかりの、立ち食いスタイルの天丼屋。天丼がメインながらも、夜は天ぷらでちょっと一杯ができるいわゆる天ぷら立ち飲みです。
※ビルの取り壊しにより、営業は2018年1月までとのことです(2017年11月現在)。
場所は江古田駅南口から徒歩1~2分程の雑居ビルの1階に位置しており、アクセスしやすい。
入口はビニールカーテンで覆われ、店内の様子がすぐに確認できたり、店先にはしっかりと価格表記もあるので、初訪で一人でも比較的入りやすいのではないでしょうか。
早速ビニールカーテンを開けると、常連さんであろうおやじさんたちが、「奥どうぞ!」とご親切につめてくださった。
洋楽が流れる店内は、厨房をぐるりと囲んだコの字カウンターがどっしりとあり、8名ほど入れそうな広さであろうか。カウンターの中では、優しい雰囲気を持つ店主のお兄さんがお一人でテキパキと切り盛りをされています。
イイ意味で干渉されることもなく、適度な距離感なので居心地よく飲めるなぁ。
夜の時間帯は、お酒利用の方はもちろん、天丼のみサクっと食べて帰られる方などシーンはさまざま。この日の客層は、おひとり様であるサラリーマンのおやじさんたち。開店から2ヶ月ほどだそうだが、既に常連さんらしき顔なじみの方々同士で楽しそうに会話をされていた。
壁には、店主のお兄さんのお知り合いである「一撃東京」さんに描いていただいたという、絵が飾られていた。
色使いや天丼を美味しそうに食べようとしている鬼がカッコいい!なんとも惹き込まれ見入ってしまう。
さて、何にしようかな
価格表記は税込みで会計は後払い。
お酒は、酎ハイ250円(樽ハイ倶楽部のドライ)が最安値で、サワー・お茶ハイ類300円、ホッピー400円(中200円)、生ビール(アサヒ)350円、ハイボール400円、日本酒(八海山500円、一ノ蔵700円、上喜元800円)などが並ぶ。
天ぷらは1つ100円~、その他一品料理は200円程度~用意されている。また、メインである天丼は小天丼350円~上天丼650円まで各種。
本日のおすすめメニューなるものも並んでいる。こちらのメニューは日々変わるそうで、訪れる度に楽しみになりそうだ。
店主のお兄さんに、常連さんに人気のメニューを伺うと、「ちくわ磯辺揚げ100円」、「紅しょうがねぎ100円」、「たことねぎのかき揚げ」とのこと。
軽くて美味しい天ぷらに舌鼓!
▼玉露ハイ@300円
1~3杯目はさっぱりとした玉露ハイ!サッパリ、そして焼酎はやや薄めな感じなのでグビグビ飲めてしまう。
ちなみに仲間が注文していた酎ハイは、樽ハイ倶楽部のオレンジ(ドライ)で、甘くないプレーンタイプだったそうだ。
天ぷらを注文すると、温かい天つゆを出してくださる。鰹出汁がふわっと香り、濃いめなので酒がすすむ天つゆだ。
▼鶏@1個100円
天ぷらを注文すると、すぐに目の前で素材を切り、ささっと天ぷら粉をつけて揚げてくれる。このLIVE感堪んないなぁ。
揚げたての鶏をサッと天つゆにつけてて、一口。サクっと、衣が軽~~~い!そして鶏はおそらくムネでサッパリジューシー。ああ、これは美味しい。
必見!紅しょうがねぎのかき揚げ
▼紅しょうがねぎ@100円/菜の花@100円
お次はおすすめいただいていた念願の紅しょうがねぎ、そして旬の菜の花。
紅しょうがねぎのかき揚げは、さらに衣が軽くかなりのサクサク食感、そしてピリっと塩気のある紅生姜とシャキッとしたねぎ…素材の旨みも引き出ていてこれは美味い!しかも、たったの100円とは…人気なのも頷ける逸品。
旬の菜の花は、サクサクかつほんのり苦味が口の中に広がり、クセになる味わい。
店主のお兄さんに「凄くサクサクで軽いですね!」とお伝えすると、天ぷらがもたれるのを気にされていて、軽さや油にこだわっていると仰られていた。天ぷらが好きな筆者ではあるが、やっぱり胃もたれが気になるお年頃。まさにこういった、もたれにくい軽い天ぷらを求めていたので、すごく嬉しい。
黄身がとろーんの温泉玉子
▼温泉玉子@100円
もう1点頼まずにいられなかったのは、温泉玉子。玉子の天ぷらを見かけたら頼まずにはいられない性質(タチ)。
箸で割ると、とろーーーーんと黄身がこんにちは。
衣はサクっと、白身はぷるぷる、黄身はとろーん。絶妙なコンビネーションと濃厚さに思わず口角が上がってしまう。半分は塩をふりかけて、半分は天つゆにちょこっとつけて…どちらも◎。
ああ、一手間かかった温泉玉子がたったの100円だなんて。これはコスパ最強なんじゃなかろうか。
酒がすすむ!生麩の肉味噌添え
▼生麩の肉味噌添え@250円(日替り)
変り種もいきたいと注文したのは生麩の天ぷら肉味噌添え。最初は生麩だけだったそうだが、飲兵衛仕様に肉味噌を合わせたそうだ。
もっちりとした生麩に、八丁味噌を使用したような濃厚な肉味噌、これはお酒がグビグビとすすむ逸品。肉味噌だけでもちびちびと飲める。
▼人参のかき揚げ@100円
人参かき揚げは、サクサクと人参のふわっとした甘味が感じられる。
▼きす@150円
仲間が注文していたキスはサクっふわで美味しかったそうだ。
また、写真は失念してしまったのだが「いか100円」が驚くほどやわらかく、おかわりしたいくらいの勢いだった。
サービスでいただいた、豆腐の味噌漬け。豆腐ようの途中段階のような感じ。豆腐の食感が残りちびちび、そしてお酒がグビグビといけてしまいました。
お会計
★1500円(1人あたり)
※お酒3杯ずつ、天ぷら10個シェア
※チャージ:なし
※価格表記:税込
※禁煙・喫煙:店内喫煙可
まとめ
素材も衣にもこだわった美味しい天ぷらで一杯できて大満足です!店主のお兄さんもお優しくて、気持ちよく飲めました。
どれも美味しかったですが、特に紅しょうがとねぎのかき揚げ、温泉玉子、いかはおすすめです。
お酒は酎ハイ250円~天ぷらは100円~…良心的過ぎる価格帯かつ、美味しさにテンションが上がり、あれもこれもと食べたくなり、胃袋が追いつかない状況でした(笑)。
お一人で切り盛りされている小さなお店なので1~2人での訪問を推奨します。
ちなみにお手洗いは和式です。
今度は「たことねぎのかき揚げ」をいただきにまた立ち寄りたいです。ごちそうさまでした!
満足度★★★★☆
おひとり様女性の入りやすさ★★★☆☆
おひとり様女性の居心地★★★☆☆
★Special Thanks 馬さん、素敵なお店を教えてくださってありがとうございました。
再訪記録:2017年2月
初訪から1週間が経ったころ、たことねぎのかき揚げをいただきに再訪問してきました。
本日のおすすめメニューが半数ほどかわっていたりして、どれをもらおうかワクワク!
たこネギかき揚げに舌鼓!
▼酎ハイ@250円
この日は1~2杯とも酎ハイ。シュワシュワな樽ハイ倶楽部のドライ。ドライなのだけど、ほんのりとした甘味。
▼青さのりの玉子焼き@200円(日替り)
天ぷらが揚がるまでは青さのりの玉子焼きで一杯。冷たいタイプの玉子焼きで、青さの磯の香りが広がり甘さ控えめ。
▼たことねぎのかき揚げ@150円
前回、胃袋が追いつかずお預け状態だった、たことねぎのかき揚げ。サクっと衣、プリプリっとしたタコ、そしてシャキッと肉厚なネギの食感が楽しく、これは美味しい。
▼かぼちゃ@100円
サクっとホクホクほんのり甘いかぼちゃ。
▼いか@100円/磯辺揚げ@100円/春菊@100円
前回ハマったやわらかなイカ、海苔の風味がたまらないちくわ磯辺、そしてかき揚げのような春菊。特に春菊は、あの特有の苦味がお酒にもよくあうなぁ!これは次回も見かけたらいただきたい。
そんなこんなで、酎ハイ2杯、いくつかの天ぷらをシェアして、会計は1人1000円ピッタリ。いやー今回も安ウマな天ぷらで一杯飲めて大満足です。
「てんほう」の基本情報
てんほう
最寄り駅:江古田駅(南口より徒歩1~2分)
住所:東京都練馬区旭丘1-76-8
営業時間:12時~14時30分(ランチ)/17時~23時(LO.22時30分)
定休日:無休(今のところ)
※ランチタイムはランチビールもあるそうです
※ビルの取り壊しにより、営業は2018年1月までとのことです(2017年11月現在)。
書いてる人
せんべろnet管理人のひろみんと申します。都内在住の一人飲みや昼飲み、酒場探索が好きな酒飲み女。立ち飲みや大衆酒場、簡単レシピなど投稿しています。ちょっと一杯のつもりが二千円。休肝日は週3目標。 何故せんべろなのか?私がせんべろnetをはじめた理由 掲載についてなどお問合せ |
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