大阪に「鳥貴族1号店」が復活オープン!1号店だけ全品250円均一&復刻メニューも【期間限定】
目次
創業40周年で大阪・俊徳道に鳥貴族 1号店が復活
日頃から一人飲みなどでお世話になっている、均一価格の焼鳥居酒屋「鳥貴族」。
そんな鳥貴族が、創業40周年という節目に、大倉社長のご子息であり、SUPER EIGHTの大倉忠義さんとの夢のコラボを実現!コラボメニューの販売・実食レポについては、先日ご紹介しました。
でも、40周年祭はそれだけでは終わりません。
40周年を記念して、創業時をモチーフとした鳥貴族1号店「俊徳店(大阪・東大阪市)」が期間限定で復活!
今回復活にあたり、1985年の創業当時のメニューを再現されることはもちろん、2025年5月1日のオープンより1か月間は、創業当時の価格に合わせ全品250円(税込)均一で営業されるとのこと。さらに、2階に鳥貴族記念館もオープン予定(6月)。
またとないこの機会、ということで――。やってきました、大阪まで!現地で取材してきましたので、呑兵衛の視点でご紹介します。
大阪・俊徳道に鳥貴族1号店が復活オープン
今回の鳥貴族1号店(俊徳店)の復活オープンのきっかけは、ご子息である大倉忠義さんが「1号店に思い入れが深いのですが、復活していただけませんか?」とXに投稿されたことでした。
その言葉に本気を感じた社内では、プロジェクトとして本格的に動き出し、期間限定での復活オープンに至ったそうです。
(当日はたくさんの報道陣やファンが詰めかけた)
現在、海外への出店を積極的に進めている中で、「原点である1号店(俊徳店)を多くの方に知ってもらいたい」「想い出の場所を盛り上げたい」――
そんな想いから、当時のメニューや価格、雰囲気を再現されたと言います。
創業時に大倉社長が自らデザインした「鳥貴族」の文字を使い、当時の焼鳥屋としては珍しかった黄色と赤で作られた大きな看板。
(テーブル席14席、カウンター席13席)
あえて天井を低くし、柱や梁で狭く見せる穴蔵のような店内。大倉社長が手書きしていたPOPなど、タイムスリップしたかのような感覚を覚えるほど、内外観も忠実に再現されています。
当時のメニューを再現&5月末まで250円均一
鳥貴族1号店での提供メニューは、ほとんど当時のメニューを復活・再現。
創業当時は、若いお客様や女性のお客様の来店が少なかったことから、そういった方にも喜んでいただけるようなメニューを考案されたそうです。
特に「鳥平焼」「鳥チーズ焼」は、当時から人気のメニューで、その後、若いお客様や女性のお客様の来店につながったのだとか。
そして驚くべきは価格。
なんと、創業当時に合わせて2025年5月末まで、全品250円(税込)均一!
4品頼んでも1000円。これはもう…せんべろですね♪
※250円・350円均一は俊徳店のみの価格。
鳥貴族1号店のメニュー
ドリンクメニューには、ホイスやだるま(サントリーオールド)がある!
大倉社長に、「鳥平焼・鳥チーズ焼以外に、常連さんなどに人気だったメニューありますか?」と、僭越ながらお伺いしたところ……
「当時はやきとりの“はさみ”とかも人気がありましたし、あと、当時の“刺身(現在は低温調理)”ですね!」とのこと。
刺身の中では特に「とりユッケ」や「生肝」が人気だったそうです。
ホイス(酎ハイ)
焼鳥と同じくらい、思い入れが深いという元祖チューハイ「ホイス」。
大倉社長が若い頃、自宅近くの「やきとり大吉」に通われており、そこでホイスの大ファンになったことから、創業当時に販売されていたそうなんです。
東京・後藤商店(現・有限会社ジィ・ティ・ユー)が製造・販売している、焼酎と合わせて飲む割り材(原液)。戦後、手に入りにくかったウイスキーの代わりとして開発されたもので、チューハイの元祖とも言われています。
ほんのり甘みと苦みがあり、スッキリとした飲み口。特に肉料理との相性はバッチリです!
しかし、店舗を拡大していく中で、仕入れが難しくなり(ホイスは大量生産されていない“幻の酒”)、やむなく販売を断念されたとのこと。
東京の酒場ではおなじみのホイスが、まさか40年前に大阪――それも鳥貴族で提供されていたなんて!
「大阪ではかなりレアですよね?」
と、お伺いすると、
「ホイスを当時販売していたのは師匠のお店(やきとり大吉)ぐらいですね!本当に、“一度飲んだらやめられへんぞ”と師匠が自らすすめるんですね。私も、最初オープンした頃は、お客様にそうしてすすめてました。」
と、大倉社長。
ちなみに、その“師匠”が店主をされていた「やきとり大吉」は、今や鳥貴族グループなんですよ……
そして、
「やっぱり大吉というのは、私の目標でした。」
という大倉社長のお言葉に、ぐっときてしまいました。めちゃくちゃエモい!!!
それも、ただの“エモい”じゃない。
原点や師匠へのリスペクト、そして40年という歳月の重みが詰まった、芯のある、奥深いエモさ。
鳥平焼
鳥平焼は、豚肉のかわりに“ささみ”を使用した、鳥貴族オリジナルのとん平焼。
ささみと玉子がよく合う!ヘルシーなとん平焼♪
鳥チーズ焼
鳥チーズ焼は、“ささみ”にチーズをのせて焼き、トマトソースがトッピングされています。
ささみの旨みとまろやかなチーズ、トマトの酸味がバッチリ合う。いわゆる酒がすすむ味(←呑んでないけど)。
オープニングセレモニーの様子
5月1日には、復活した鳥貴族1号店の前でオープニングセレモニーも行われました。
当日は、大倉親子をはじめ、東大阪市 市長・野田義和氏、日本維新の会 幹事長・衆議院議員の岩谷良平氏、株式会社Find good 代表取締役・中西卓己氏、鳥貴族 会長・青木繁則氏、同 社長・江野澤暢男氏が出席。
会場には多くの報道陣やファンも集まり、熱気に包まれていました。
大倉社長のご子息であり、SUPER EIGHTの大倉忠義さんは、
「まさか市長や政治家の皆さんの後にあいさつする日が来るとは……。自分がSNSで“鳥貴族1号店、復活どうかな?”なんてつぶやいたことがきっかけで、普段あまり人がいない地元が、こんなふうにあふれかえっている光景を見られて、すごく幸せだなと思います。」
と、しみじみ。
「小さい頃のことを思い出しました。地元がどんどん変わっていく中で、店舗を増やし続けてきた父の姿、そして鳥貴族の皆さんのすごさを改めて感じています。40周年をきっかけに、41年目からもまた、店舗がどんどん増えていく姿を、息子として楽しみに見守らせていただきます。」
と、少し照れくさそうに笑顔で語られていました。
ホイスとの出会い、師匠へのリスペクト、そして40周年の当日に“原点”を再現するという流れが、今回、個人的にとても胸に響きました。
取材を通して、大倉社長の「鳥貴族」やその“ルーツ”への想いを、肌で感じることができたのが何よりうれしかったです。
その空気を感じられただけでも、大阪に来た甲斐がありました。
創業時を再現した、またとない期間限定のチャンス(2025年10月31日まで)。
“あの頃の味”や“雰囲気”が感じられる原点の1号店へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
大阪・俊徳道「鳥貴族 俊徳店(鳥貴族1号店)」の店舗情報
店舗名:鳥貴族 俊徳店
所在地:大阪府東大阪市永和一丁目26-22 1階
交通アクセス:JR俊徳道駅 徒歩3分
営業時間:17時~22時
テーブル席14席、カウンター席13席
2階には「鳥貴族記念館」もオープン予定
1号店の2階には鳥貴族記念館もオープン予定(6月)だそうです。
コンセプトは――
「この街から、世界へ」。
1階に再現された1985年当時の俊徳店とあわせて、鳥貴族の創業の精神や、挑戦と成長の軌跡を体感できる空間になるそうです。
ひと足先に館内の様子を撮影させてもらったのでご紹介。
館内には、鳥貴族の歩みがわかる年表をはじめ、大倉会長が自身を奮い立たせるために書いた“決意の書”、バイブルのように繰り返し読んでいたという書籍、そして歴代のメニューやノベルティグッズなどが展示される予定とのこと。
たれ壺。
創業時のチラシ。
ガチャガチャもある。
このタオル欲しい!
![]() |
書いてる人
せんべろnet管理人のひろみんと申します。都内在住の一人飲みや昼飲み、酒場探索が好きな酒飲み女。立ち飲みや大衆酒場、簡単レシピなど投稿しています。ちょっと一杯のつもりが二千円。休肝日は週3目標。 何故せんべろなのか?私がせんべろnetをはじめた理由 掲載についてなどお問合せ |
せんべろnet更新情報をはじめ、呑みながらあれこれつぶやいてます。ここだけの情報も。
@1000bero_netさんをフォロー
▼公式instagram
せんべろnet更新情報をはじめ、飲み歩きや家飲みの写真いろいろ。
フォローする
▼公式facebookページ
せんべろnet更新情報のみ