煮込みの美味しさを知る/一人飲み漫画「よりみち のんべろさん」2話
「よりみち のんべろさん」あらすじ
「今日もちょっと一杯、よりみちして帰ろう」
立ち飲み初心者の主人公「千ひろ」。偶然入った立ち飲み屋でその魅力に惹かれ、仕事帰りに一人で立ち飲み屋へ通うようになる。安くて美味しいお酒とつまみを求めて、今日もちょっと一杯よりみち。
2話「煮込みの美味しさを知る」
バックナンバー:1話
原作:ひろみん
都内在住のせんべろ放浪人。運営ブログ「せんべろnet」で、東京都内を中心とした飲み歩き情報を配信。酒場で過ごす時間が大好き。
Twitter(@1000bero_net)│instagram
あとがきコラム「煮込みの美味しさを知る」
2話もお読みいただきありがとうございます。飲み歩き大好きな原作担当ひろみんです。
よりみち のんべろさんの2話は、大衆酒場の顔と呼ばれ、多くの飲兵衛たちに愛される「煮込み」をテーマにしてみました。
大衆酒場に入って、まず最初に注文するつまみは「煮込み」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
大衆酒場の煮込みと言っても、牛もつ煮込み、牛すじ煮込み、豚もつ煮込み、鶏もつ煮込み、etc……と、お店によって特徴が変わり、味付けや具材もそれぞれ違います。
だから、初めて訪れる立ち飲みや大衆酒場で「このお店は、どんな煮込みだろう?」と、注文するのが楽しみの一つになったりもするんですよね。
皆さんは大衆酒場の「煮込み」というと、どんな煮込みをイメージしますか。
私が頭に浮かぶのは、やっぱり味噌ベースのもつ煮込み。じっくり煮込まれて、具材にしっかり味がしみたコクのあるもつ煮込みを食べると、何杯でもお酒がすすんでしまうんですよね。
もつ煮込みの臭みがトラウマに…
現在、もつ煮込みを食べる機会が多い筆者ですが、10年ほど前は漫画の主人公と同様に、もつ煮込みが苦手でした。
理由は、学生時代に遡ります。
高校生の頃、同級生と縁日に行った時のことです。数え切れないほどの屋台の中で、もつ煮込みと書かれた屋台に足が止まった私たち。
理由は、おじさんたちが挙って食べていたもつ煮込みがとても美味しそうだったのです。
背伸びばかりしていた私たちは、「うちらも、もつ煮込み食べてみない?」なんて、おじさんの真似をしてもつ煮込みを購入。
そして、わくわくしながら一口食べると……
うっ、もつが臭い。
自分はもつの臭みが苦手なのだとそこで気づいたのです。
同級生はなんてことなく美味しそうに食べていたので、臭みが苦手なんていうのもカッコ悪いし、口には出さず食べたと記憶していますが、内心はキツかった。
美味しいもつ煮込みとの出会い(おすすめのもつ煮込み)
トラウマになり、すっかり自身の生活から遠ざかっていたもつ煮込みでしたが、10年ほど前から立ち飲みや大衆酒場を巡るようになり、もつ煮込みとの遭遇率も多くなりました。
もちろん最初の頃は、もつ煮込みを避けていましたが、とあるお店がキッカケで、そこからもつ煮込みをよく食べるようになったんです。
そのキッカケになったお店は、東京・田端のもつ焼き酒場「もつ焼きたつや」さん。
(塩煮込450円)
もつ焼きが美味しく、臭みもなかったことから思い切って「塩煮込」を注文。
すると、臭みもなく食べやすくて美味しい。「もつ煮込みってこんなに美味しかったのか!」と、感動した瞬間でした。
そこから、徐々に気になるお店でもつ煮込みを食べるようになり、現在に至ります。
(塩煮込450円)
もつ焼きたつやさんの塩煮込は、透き通った塩ベースのスープに、もつの脂がとけこみしっかり出汁がでていて、コクもある。
そこに、ぷるっとやわらかいてっぽうがたっぷり。シャキシャキとしたネギが乗っていたり、歯ごたえある竹の子入りなのもニクイです。
(ホッピー500円)
塩煮込を食べると、たまらずシャリキン(金宮焼酎を凍らせたもの)スタイルの三冷ホッピーがすすんでしまう。
キンキンのホッピーと熱々の塩煮込のコラボが、最高なんです。
(煮込450円)
ちなみに、もつ焼きたつやさんは町屋にも店舗があり、そちらでは味噌ベースのもつ煮込みを楽しむことができます。
もつ煮込みは食べやすく美味しいですし、どちらも一人飲みしやすいお店なので、ちょっと一杯、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
書いてる人
せんべろnet管理人のひろみんと申します。都内在住の一人飲みや昼飲み、酒場探索が好きな酒飲み女。立ち飲みや大衆酒場、簡単レシピなど投稿しています。ちょっと一杯のつもりが二千円。休肝日は週3目標。 何故せんべろなのか?私がせんべろnetをはじめた理由 掲載についてなどお問合せ |
せんべろnet更新情報をはじめ、呑みながらあれこれつぶやいてます。ここだけの情報も。
@1000bero_netさんをフォロー
▼公式instagram
せんべろnet更新情報をはじめ、飲み歩きや家飲みの写真いろいろ。
フォローする
▼公式facebookページ
せんべろnet更新情報のみ