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横浜駅前の老舗酒屋の立ち飲み角打ち「キンパイ酒店」で一人飲み
ビッグターミナル横浜駅にやってきました!横浜駅周辺でも、立ち飲みやもつ焼き酒場など、ちょっと一杯気軽に呑めるお店を見つけることができます。
そんな横浜でひとり酒。
今回、横浜で立ち寄ったのは駅前にある、1924年に創業された老舗の酒屋さん「キンパイ酒店」。
創業当時は横浜に出稼ぎに来る人が多く、働く人たちの憩いの場として、立ち飲み(角打ち)をはじめられたそうです。
ですが、店主が病気療養中から他界され、3年近くの休業。その後、2階で居酒屋クラーテルを営業する娘さんが後を継がれて、1ヶ月程前(2018年9月)に営業を再開されました。
場所は横浜駅東口から徒歩1~2分。
この度、新たにバージョンアップしたと言う、まばゆい光を放つ看板が目印。このイラストの筆のタッチがまたイイよねぇ。
やってる~!
キンパイ酒店は、いつか行きたいと思っていた憧れの角打ち。
ですが、前回訪れたのは休業のタイミングだったので、同ビル2階の立ち飲みもできる居酒屋クラーテルへお邪魔したんです。
だからこちらに訪れるのは初めて。
早速入店すると、おひとりさま男性やサラリーマングループなどで適度に賑わっています。
カウンターでは、後を継がれた店主のお姉さんと弟さんが交代で切盛り。
お話しを伺うと前店主はお父さまとのこと。現在キンパイ酒店とクラーテルをご兄弟で切盛りされているそうです。
店内はビールケースで作られた立ち飲み用のテーブルがいくつか置かれ、30名ほど利用できそうな広さでしょうか。
思ったよりも、気楽な空間にホッとする。
以前営業されていた当時の面影が残り、味わい深い。あちらこちらに貼られた前店主の言葉が印象的で、見入ってしまいます。
さて、何にしようかな
システムは本当に簡単。
冷蔵庫や棚から好きなものを選んでカウンターで都度会計。好きな場所で呑み、飲み食いし終わったら片付ける。
何にしようかなぁ。結構色んな種類ある。
写真は取り忘れてしまったのですが、店名にもなっている「金盃」のワンカップやサッポロラガー赤星缶、焼酎ハイボールドライが並んでいたりも。
見逃せないのが100円の漬物。
これはイイ。いぶりがっことクリームチーズの組み合わせは最高!
日によっては、揚げ物が並んでいたりも。上のクラーテルで作ったものだそうです。
乾きものいろいろ。
スナック。
おせんべとか柿ピーとか。
早速はじめますか!
まずはウォーミングアップで「お茶割り220円」と「チーズあられ80円」を購入。
ふー落ち着く。そしてチーズあられに懐かしさを感じたりして。
店内を見回すと前店主の面影が残る。カレンダーは2015年12月で止まったままだ。
呑みながら、一つ一つの言葉を読む。
これを貼った当時、長居するお客さんがよっぽど多かったんだろうなぁ……なんて頭に浮かんできたりして。
グッとくる言葉も。
洗面手洗器に座るお客さんが?????笑
長居は喫茶店でやってくれ!って、やっぱりどこの酒場も出てくるフレーズが一緒だ。
貼り紙をつまみに1缶目が空っぽ。
2缶目は「焼酎ハイボールドライ250円」にする。やっぱこれだね。
2缶目を呑んでいると、近くのおやじさんたちが「女性一人でめずらしいね~」なんて声をかけてくださったりして。おやじさんたちは、はしごで次の店を探していたら、このお店の看板が目に止まって初めて入ったと言う。
つまみをおすそわけしてもらったりしながら、少し会話をしたりで楽しい時間。おやじさんたち、金盃のカップ酒をスイスイと軽く数杯空けていたけれど、よっぽど呑みやすいんだなぁ。で、かなり酔っ払っていらっしゃいました(笑)。
そんな魅惑的な金盃、今度呑んでみよう。
おやじさんたちが帰った後、次は何にしようかなと3缶目とおつまみを探していると…100円の漬物を見つけてテンションが上がる。
「100円の漬物いいですね!」なんて店主のお姉さんに伝えると、横から「クリームチーズといぶりがっこ最高ですよ!食べてみます?」と、会社帰りのグループのお客さんたちが声をかけてくださって。まさかのドキドキでお仲間に入れてもらう流れに。
この中のお一人が長年こちらに通っている常連さんだそうで、飲み会帰りに皆さんで寄ったそうです。
1缶とクリームチーズいぶりがっこをご馳走になり、おしゃべりを楽しむ。クリームチーズいぶりがっこは本当美味しかった!
途中、どんな会社か当てて?みたいな流れになりつつも、当たらず難しい。正解はまたこちらで遭遇したら教えてくださいね。
最後は、店主のお姉さんにこのお店についてお話しを伺いました。
いつから営業されているのか尋ねると、大正時代の1924年からとのことで、店主のお姉さんの曾祖父さまの時代から営業されているとのこと。
そして外の看板を見せてくださって。なんでも現在のビルは25年前に建替えられたそうです。
「100年めざしてGOGO」なんて言葉と、ほほえむ先代のお父さまのお写真を見た瞬間、なんだか目から汗のようなものが……。
筆者はもともとこのお店の常連さんでもなんでもなく、はじめて来たというのにね。
そんなこんなで、濃密な1時間。3缶目を呑み終えたところで、片付けてそろそろ行きますか!
横浜駅前でちょっと一杯したい時におすすめの立ち飲み角打ち
お父さまがカウンターに立たれていた時代に来られなかったのはすごく残念です。でも、閉業されてしまう角打ちが多い中、後を継がれて再開されるというのは嬉しいことですね。
入り辛さがあるかもしれませんが、思ったよりも気楽な空間にホッとできます。仕事後にちょっと一杯、一人飲みにおすすめしたい一軒。
また、ちょっと一杯はキンパイで角打ち、しっかり食べたい場合は2階のクラーテルで立ち飲みなんてシーンで選べるのもいいですよね。
またふらりと。ごちそうさまでした!
色々と教えてくださった店主のお姉さん、乾杯してくださった皆さまありがとうございました。
使用金額:550円
※缶チューハイ2本+つまみ1つ
※チャージ:無し
※価格表記:税込
おひとり様女性の入りやすさ★☆☆☆☆
おひとり様女性の居心地★★★☆☆
タバコ:喫煙
2~3階クラーテルのログインカードはキンパイ酒店でも使用できるそうです。
ふなっしーのイラストが相変わらずかわいい。お姉さんふなっしー好きなのかな。
前回クラーテルでいただいたログインカード。探したらあった!次回はもって行こう。
横浜の酒屋さんの角打ち「キンパイ酒店」の基本情報
住所:神奈川県横浜市西区高島2-13-6
営業時間:16時くらい~21時くらいまで
※開店は16時以降の場合もあり日によって変わる。21時以降も営業する場合もあるけれど、保障はできないとのこと。
定休日:日曜日
(以上、2018年10月にお店の方に確認)
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