せんべろ多摩川散歩(1)奥多摩
先日、酒場で出会った方より「多摩川飲み下り」という一冊の本をいただいたんです。
内容は、奥多摩駅から多摩川沿いに、たっぷり歩いて酒を飲むということを繰り返し、川崎駅を目指すというもの。これが面白くて多摩川の流れる街でお散歩しながら飲みたいという想いがふつふつと。
もともと川崎で育った筆者は、生活の中に多摩川があったので尚更です。
という訳で、思いついたのは「せんべろ多摩川散歩」というもの。
気まぐれに多摩川の流れる街でお散歩をしつつ、その街の酒場や多摩川のほとりで川飲みを楽しむ(1軒あたり1000円程度の予算)といった具合に。
今回は多摩川の始まりである、奥多摩へ行ってみることにしました。
目次
せんべろ多摩川散歩(1)奥多摩
新宿よりJR中央線と青梅線にゆられること2時間足らず、奥多摩にやってきました!
到着したのは寝坊の為、残念すぎる14時過ぎ…。
下車すると辺りは見事な山々!空気がすがすがしく気持ちがいいですね。
この日は土曜ということもあり、駅前はリュックを背負った山登りの方々で溢れています。
駅構内や駅周辺の売店などでは生わさびや山菜が販売されていたりして、買って帰りたくなる。
では早速、駅周辺をお散歩していきますかね。
柳小路とお稲荷こみちの様子
まずは駅前に存在している小さな飲食店街、「柳小路」と「お稲荷こみち」を周ってみます。
柳小路
駅を背にして正面を見ると、「柳小路」という居酒屋を中心とした飲食店が集まる小路があります。
居酒屋、焼き鳥、餃子、クラフトビールなどの飲食店が並び、土日祝日は昼から営業されているお店もちらほら。
店主やお客さん同士の距離が近そうな、アットホームな飲み屋さんがほとんど。昔ながらの雰囲気が漂っています。
お稲荷こみち
一方、「お稲荷こみち」は、駅を背にして左側に存在しています。柳小路と比べると飲食店の数は少ないです。
お稲荷こみちは居酒屋、小料理、お食事処、コーヒーショップなどがあります。
居酒屋は2軒ありました。こちらもアットホームな飲み屋さんという印象。
飲食店街を軽くまわったところで、次は駅付近にあるという氷川渓谷に行って見ることにします。
駅から5分足らず!氷川渓谷
氷川渓谷は、奥多摩駅から5分足らずの場所にありアクセスがしやすいです。
(見入ってしまった大木)
奥氷川神社を抜けて…坂を下る。
途中に「尊氏」という焼き鳥屋発見!どんなお店なのだろう。
さらに下ると氷川渓谷がこんにちは。
水がとっても澄んでいる!気軽に清流吊り橋などでお散歩できるのは魅力的ですね。
そろそろ喉が渇いたので軽く飲んでいきましょう!
「Beer Cafe VERTERE」でビール
喉を潤しに訪れたのは、先ほどご紹介した柳小路にある「Beer Cafe VERTERE(ビアカフェ バテレ)」。
クラフトビールが楽しめるブルワリーです。
(日によって営業時間が変わるようなので注意)
古民家をリノベーションされているみたい。
早速入っていきましょう。
靴のまま「おじゃましまーす」。
オシャレでカフェのような雰囲気の店内と、景色が素敵な外のテラスと好きな席で座って飲むことができます。
システムは、カウンターで注文&購入をする気軽なキャッシュオンスタイル。そして、座りでお通し・席料などはありません。
クラフトビールの価格帯は、Sサイズ(250cc)500円~、Lサイズ(500cc)900円~。ソフトドリンクも400円程度。
おつまみは400円~。
一品料理やお食事メニューも。
せっかくなので外のテラスで飲むことにしよう!
▼セッションIPA@Sサイズ600円
ビールはセッションIPAという銘柄をチョイス。香りが良く後から苦味。
澄んだ空気、緑が目に優しく、ビールがさらに美味しい。
▼とりはむ(奥多摩産わさび添え)@600円
奥多摩のわさびが気になっていたので、わさびが添えられている「とりはむ」をチョイス。
わさびは粒感がありフレッシュ!とりはむは、やわらかくて美味しい。ビールともバッチリ合います。
「奥多摩湖」のほとりで一杯
さて、喉も潤ったところで多摩川の始まりとも言われる奥多摩湖へ出発!
バスで奥多摩湖へ
徒歩でも行けますが、時間が要するので奥多摩駅からバスで移動(乗車15分ほど)。
奥多摩湖行きのバスは駅前より乗車可能。
本数が少ないので予め注意。
バスにゆられること15分ほど。景色を見ていたらあっと言う間です。
バスを降りると、そこは初めましての小河内ダム=奥多摩湖(小河内貯水池)。
緑豊かな山々に囲まれています。
このダムと上流に広がる森林が私たちの水道水の源。おいしい水を届けるために、東京水道局が守り続けてくださっています。
小河内案内図を見ると、多摩川と奥多摩湖のつながりがわかります。
真ん中に流れているのが、恐らく多摩川。
思わずヤッホーと叫びたくなってしまう山々。
展望台へ向かう道。
さて、一通り歩いたところで休憩しますか!
奥多摩湖を眺めながら一杯
バックに忍ばせていた缶ビールを取り出して一息。
奥多摩湖の前にあるベンチに腰掛けて、サッポロ黒ラベルをプシュっと。湖を見ながらの一杯は旨い!
水と緑のふれあい館
一息ついた後には、奥多摩湖のすぐそばにある「水と緑のふれあい館」へ。
入口ではわさびーがお出迎え。
こちらでは、ダムの仕組み、水の大切さなど、わかりやすく楽しみながら知ることができます。
一番上まで上がると、奥多摩の名産品が並ぶパノラマショップ「ブナの森」があります。
店内を一回りしてみると…
しっかりアルコールも販売!
しかも店内で飲食できる?角打ちスタイル。
こちらはパノラマレストラン「カタクリの花」。ダムカレーなるものもあったりして、地元の方にはボリュームたっぷりのカレーが人気だそうです。
住所:東京都西多摩郡奥多摩町原5番地
開館時間:9:30~17:00
休館日:水曜日、年末年始
堪能した後には、奥多摩駅へ戻ります。
遅くなるにつれ、バスの本数が減るのでご注意を。
そんな感じで奥多摩駅についたのは17時を過ぎた頃、辺りはすっかり暗くなりはじめています。
最後に一杯どこかで飲んで帰りますか。
「居酒屋 しんちゃん」で会話を愉しむ
18時前の時間帯はどこの居酒屋も満員状態。
ダメ元で訪れたのは、「多摩川飲み下り」の本でも紹介されていた「居酒屋 しんちゃん」。
柳小路にあるアットホームな居酒屋です。
撮影は昼にしていたので明るいですが、訪れたのは18時頃。
カウンターのみの小さな店内は、登山帰りの方や地元の常連さんたちでいっぱい。カウンターの中ではお母さんがお一人で切り盛りされています。
席の近さゆえに、アットホームで和気あいあいとした空間。知らないお客さん同士でも、自然と会話が生まれ愉しい時間です。
▼大瓶@600円
まずは瓶ビールから。瓶は、アサヒorキリンを選べます。そして、お通しには山菜(逆算するとお通しはサービスなのかな)。
▼餃子@500円
まずは、目の前で焼かれていて美味しそうだった餃子をもらいます。注文してから餡を包んでいました。
カリっと香ばしく焼かれた手作り餃子は、もちっと野菜たっぷりで美味しいです。
▼澤乃井 本醸生@600円
ビールの次は付近に酒造会社がある澤乃井をもらいました。ほんのり辛口で後味が爽やか。飲みやすいのでスイスイいけてしまう。
常連さんに、澤乃井のトレードマークであるカニは、澤乃井の酒造付近に生息するサワガニということを教えてもらいました。
この様な会話、お酒がすすむなぁ。
▼から揚げ@500円
もう一品いただきたいということでもらったのは、から揚げ。食べやすいようにカットされているのが嬉しい。カリっとしっかり味で美味しいです。
そんなこんなで大瓶1本・澤乃井1本、2品をシェアして会計は一人当たり1000円ちょっと。
住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川194
営業時間:土日祝は昼頃~、平日は夕方~
定休日:不定休
あとがき
すっかり夜ということで、奥多摩を後に…
奥多摩でお散歩しつつの一杯。空気が清々しく、とても気持ちよかったです。
また多摩川の流れるどこかの街で、今まで知らなかった発見を楽しみたいな。
という訳で、こんな感じで終わりです。
書いてる人
せんべろnet管理人のひろみんと申します。都内在住の一人飲みや昼飲み、酒場探索が好きな酒飲み女。立ち飲みや大衆酒場、簡単レシピなど投稿しています。ちょっと一杯のつもりが二千円。休肝日は週3目標。 何故せんべろなのか?私がせんべろnetをはじめた理由 掲載についてなどお問合せ |
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